【運命戦は運命じゃない】1日1冊。「ちはやふる」21巻

ちはやふる(21) (BE LOVE KC)

ちはやふる(21) (BE LOVE KC)

少女漫画界のスラムダンク。(自論)
最新刊は原田先生が表紙です。
美男美女が本来表紙になるのが少女漫画の常。
しかしその表紙が原田先生である。
俺物語の匹敵するインパクトでありました。

21巻東西代表戦が内容であるが、表紙がネタバレ。
原田先生が熱い!熱すぎるのである。

45年もひたすらに名人になるという執念で続けてきたかるた。
白波会を作ったのも自分が強くなるため、若者への指導を
するのも自分を強くするため。エゴの塊である。

しかしそんな原田先生の下教え続けられているのが
千早であったり太一であったり坪口さんなのである。
彼らのかるたの基礎は原田先生が築いてくれたものだし、
支えにもなっている。

そんな原田先生が準決勝でみせた執念の運命戦。
「運命戦は運命じゃない」
その言葉の裏には45年間もの降り積もった経験がある。
試合運びはまさに名人。
さすがの一言であった。

勝負の矢面に立ち続ける原田先生はいよいよ名人位挑戦者決定戦
へ望む。西の代表はあの人であるが、もう全力で原田先生を応援したい。
巻末の挑戦者四名の立ち絵はマジで「やべぇ」。

次巻が待ちきれないのである。