【あれからどうしてた?】1日1冊。「悪の華」8巻

惡の華 (8) (講談社コミックス)

惡の華 (8) (講談社コミックス)

「華が咲いたよ…♪」
ロトスコープによるアニメ化で物議をかもしております
悪の華最新刊がついに発売。
待ってましたよ、本当に。

前巻が衝撃展開でしたからね…。
いわゆる中学編と高校編の境目の七巻だったわけで、
そもそも中学で終わると思ってたのに…。
仲村さんと仲良くなって終わると思ってたのにまさかの高校編突入でしたからね。

そんな高校編2冊目の8巻は主に常盤さんと仲良くなる春日君の話。
とおもいきや佐伯さんがもってってしまった。
常盤さんと完全に打ち解けた春日の前に通り過ぎたのは
佐伯さん。

ダークサイドに堕ちた佐伯さんは中学生の頃からとてつもない
行動力で見るものを圧倒した。
仲村さんが人間離れした行動を起こすのが常とするのなら佐伯さんは
現実味を帯びている行動をしている。
というか個人的に一番感情移入できるキャラクター。それが佐伯さん。

そんな佐伯さんが春日の前に現われるもんだからびっくりもする。
というかそんな展開ありかよ。



「常盤さんの書いた小説読みたい。」
現代で言うところのリア充の常盤さんには話していないことが一つ。
それは本の虫であること。容姿端麗の常盤さんの交友関係において
自分は本が好きだということは一切隠し通しているようです。
そんななか本好きである春日には本当の自分を出しています。
(なんかここ佐伯さんっぽいな)
そして常盤さんは自分で小説のプロットを書いていることを春日に告白しました。
自分の妄想を人に見せるわけですからそりゃあもう相当恥かしい。
げんしけん荻上さんもこのことでだいぶ苦労してましたね。

さて、そんな常盤さんの小説のタイトルは「幽霊殺人事件(仮)」
プロットをところどころみせるコマがあるのですが、その中に
「主人公=町の唯一の高校生」「町から出られない」
といった中学生の春日・仲村が行おうとしたことが記されていました。
このことに春日君は涙を流すほどに共感し大絶賛。
それを聞いた常盤さんはこの小説を書くことを決意。
その後この小説が本作にどう関わってくるのか気になるところ。



背表紙を見るとわかりますが、1〜6巻から開き続けた目が7巻で閉じ、
8巻で半開きになってます。
内容として思い起こせば7巻は悪の華の目が閉じてます。呼応するように
表紙の常盤さんの目は閉じてます。
8巻。佐伯さんとの再会によって作中で悪の華は目を開きかけてます。
一方表紙の高校生版春日の目は半開きです。
こりゃあ9巻目が開くで!!=華が咲いたよ…♪