進撃の巨人8巻感想
いわずと知れた超話題作。『進撃の巨人』。
一時期凄い勢いで本屋で押しに押され、大ヒットしたタイトル。
これ、別冊少年マガジンで掲載してるんだぜ。
というわけで、新刊が発売されました。
- 作者: 諫山創
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/08/09
- メディア: コミック
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あまりに展開が衝撃的過ぎて、ネタバレ注意もいいたくなる。
よって、今回は収納させてもらいます。
8巻ということで、前巻のあらすじを裏表紙から引用すると以下になります。
「リヴァイ班の仲間を殺されたエレンは「女型の巨人」との戦いに挑むが敗北。駆けつけたミカサとリヴァイにより救出されるが、「女型の巨人」の捕獲に失敗してしまう。壁外調査の失敗と共に、エレンらの王都招集が決まり…。」
1ページ目、いきなりアニの朝の寝起きシーンが描かれ、進撃の巨人8巻スタートです。
エレンを王都招集から免れさせようとアルミンは憲兵団のアニに話を持ちかけます。
このアルミンのお願いを聞き入れたアニはエレン・アルミン・ミカサ一行と合流。
そして地下から逃げ出そうとするも、なぜかアニは一緒にいこうとはしないのです。
むしろ
何を言ってんだこいつは…。どう考えても地下から行ったほうが安全だろうに、
よく分からんやつだなー。
と思ってた私は次のページで展開についていけなくなった。
なぜ皆待ち伏せしてるんだ。いったい何が…
そして畳み掛けるようにアルミンはアニにいろんな疑問をぶつけます。
なぜ、マルコの立体起動装置を隠し持っていたのか、また、
ん?何を言ってるんだ、アルミン!!そんなわけな…
「アニだってあの時…僕を殺さなかったから 今…こんなことになってるんじゃないか…」
!!!???
おーけー。ちょっと落ち着こう。大丈夫、まだあわてる時間じゃない。
アニは確か…そう、エレンたちと同期。そして現実主義ゆえに調査隊ではなく
憲兵団へ志願した女の子だ。おし、そうだ。エレンたちとなんやかんや
過ごしてたよな…。うんうん。
なんだこの展開。
そして読者の予想を決定的にする一言がミカサから発されるのでした。
なん…だと…
「31話微笑み」。8巻の1話目からぶっ飛んだことになりました。
このあとエレンが巨人になってアニと対戦。
その際に壁が一部破壊されますが、その中から巨人の顔がでてきたり、
アニが捕獲されると同時にアニが結晶に閉じ込められ生死も不明。
いったい巨人とはなんなのか。巨人を護るために作られた壁の中には
実は巨人がいるということ。核心に迫りそうでさらなる伏線を張る諌山先生の
中ではいったいどんな結末を用意しているのか。
1巻から変わらないこの全容の見えない世界観に不安がこみ上げますが、
それでも、より面白い、予想外の、展開をしていく本作に今後も目が離せません。